中国の胡錦濤国家主席とロシアのプーチン大統領は31日、新年の祝電を交換した。新華網が伝えた。
胡主席は祝電の中で「2012年、中露両国の戦略的パートナーシップは新たな進展を遂げた。両国の首脳は密接に交流し、双方は一連の重要問題をめぐり共通認識に達した。両国間の貿易額は増加の勢いを保っており、実務的協力では、従来の貿易から共同開発、共同投資、共同生産といった方向へ転換する喜ばしい動きが見られている。人文交流も盛んに行われ、『ロシア観光年』イベントは大きな成果を収めた。また、国際・地域社会において、両国は良好な協調と協力を進めてきた。2012年、中露両国はいずれも政治面で大きな出来事を経験し、国の発展と振興に向けた長期計画を制定した。これは両国関係の発展にも大きなチャンスとなる。新たな一年、中国はロシアと手を携え、今後10年間の両国関係の発展計画を着実に実施していく。各分野での実務的協力と戦略的連携を着実に推進するとともに、ロシアでの『中国観光年』イベントの開催にしっかりと取り組む。国際・地域問題における協議と協調を強化し、両国の戦略的パートナーシップを新たな段階に引き上げるよう尽力していきたい」と指摘した。
また、プーチン大統領は祝電の中で両国関係の発展とその成果を高く評価し、「新たな1年において、中国とともに努力し、両国関係をさらに推進していきたい」との見方を示した。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年12月31日
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