中国の各種海外留学帰国者は改革開放以来、累計81万8400人に達し、うち72.02%が海外留学を終えた後、中国に帰国してキャリアを積んでいることがこのほど、中国教育部留学服務中心(留学サービスセンター)の統計データで明らかになった。北京の日刊紙・京華時報が新華社報道を引用して伝えた。
同データによると、2011年、海外に出国した中国人留学生の総数は、前年比19.32%増の33万9700人、各種留学帰国者の総数は、同38.08%増の18万6200人。
留学サービスセンターの白章徳・主任は「我々は2007年、国内初の国家級留学人材市場『中国留学人材市場』を設立した。その後5年あまりの間に、学歴・学位認証、就業および定住、関連書類の保管・管理など各種業務を通じて、人材誘致や留学帰国者向け就職斡旋サービスの分野でさまざまな経験を積み、広く社会の認可を得てきた。2011年各種留学帰国者のうち、留学サービスセンターが提供する各種サービスを受けた人は約11万人に達した」と紹介した。
中国農業大学人事処の張海涛・副処長は「海外留学帰国者の誘致は、学校建設・発展の面で、すでに重要な戦略的計画となっている」と指摘。2006年から現在までの間に同校が誘致したハイレベル人材73人のうち、米国・英国・ドイツ・日本などへの留学を終えて帰国した海外帰国者が85%。専任教員300人のうち、海外帰国者は3分の1に上るという。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年11月19日
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