中国共産党第18回全国代表大会が8日午前、北京で開幕し、胡錦涛総書記は「中国の特色ある社会主義の道の堅持と、小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面的実現に向けた奮闘」と題した報告を行った。
温家宝総理は8日午後、天津代表団との討議に出席した。温総理は「引き続き中国の特色ある社会主義の事業を前進させていく」と強調し、「胡錦涛総書記の報告は、これまでの5年間から10年間に、成し遂げた業績と、その主要な経験を総括しており、今後5年、更に長い期間の目標と任務を提議した」と述べた。
また、温総理は「今の政府の任期中に、二つのことをうまくやるべきだ。まず、安定した成長を維持することだ。安定成長を守る情勢は依然として複雑で、その任務は重い。私たちは産業構造の調整促進と、経済発展方式の転換を基礎とした安定成長の維持を実現するべきだ。もう一つは、改革の推進だ。所得分配に関する改革案と、農村集体土地に対する徴収補償条例の制定を仕事の重点にするべきだ」と発言した。
「中国国際放送局 日本語版」2012年11月10日
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