「深層部」改革の対策部署を設立

現在、改革を「深層部」にまで進めることは難度を増しており、総合的な一連の改革は深層の利益構造の調整に及ぶことから抵抗にぶつかっている。民衆は改革を深化させることに高い期待を寄せており、改革が生産力の発展への束縛、特に科学的発展を制約する体制構造を取り除くこと、改革が社会の公平・正義を更に保障すること、人民群衆が発展の成果をより良くわかちあえることを望んでいる。

中国共産党第18回党大会は改革の共通認識が凝集した新しいスタートとなることが期待できる。改革は重点的領域とキーとなるプロセスにおいて実質的な問題解決の糸口を得なければならない。改革は上層部の設計と人民民衆の創造精神の結合を一層重視しなければならない。改革は中国の特色を堅持しなければならない。人々は第18回党大会を通して改革革新の精神が治国施政の各プロセスにまで貫徹されることを期待している。

社会公平の促進　民生領域に突出した問題の解決を加速

「中位所得の罠」を回避し、効率と公平、先に豊かになった者と後になった者の関係をいかに正確に処理するか、億万の群衆の切実なる利益に関わるこの問題は中国共産党の執政能力を試している。大きな「ケーキ」を作ることは重要で、30数年の経済成長の蓄積がなければ、民生の改善を持続するための巨大な資金投入は議論さえ始められなかった。より公平に「ケーキ」を分配することが同様に肝心となり、いかに経済成長と収入の上昇の歩調を合わせるか、いかに業種による収入の差異を調整するか、いかに労働性収入の比率を高めるか？人民は第18回党大会後にこれらの問題に対する答えがより明確になり、学ぶ者には教育を、労働には所得を、病気には医療を、高齢者に養育を、住みたい者に住居をという原則が真に実現され、改革発展の成果がより多く、より公平に全体の人民にもたらされることを期待している。