間もなく開催される中国共産党の第18回全国代表大会（党大会）に国際社会は強く注目している。各国の政界、ビジネス界、報道界の識者は人民日報の取材に「中国共産党が中国人民を指導して社会主義経済建設において上げた輝かしい成果は驚嘆に値する」と表明した。

■中国の貧困削減は「歴史上前例がない」成果を上げた

米イェール大学教授で、モルガン・スタンレー前アジア地域会長のスティーブン・ローチ氏は「過去10年間に中国経済は急速に発展し、注目すべき成果を上げた。これらはいずれも中国共産党と中国政府の実施した改革開放政策のおかげだ。中国の経済建設分野の成果で特に印象深いのは、貧困削減分野で驚嘆すべき成果を上げたことだ。1981年以降中国の貧困層は6億人以上減少した。これは人類の経済・社会発展史上前例のないものだ。このほか中国経済は過去数年、世界金融危機を前にしても印象深い強靱さを示した」と述べた。

メキシコ貿易・投資・技術企業理事会アジア太平洋地域委員会委員長でメキシコの元駐中国大使、李子文氏は「中国のここ10年近くの実り豊かな経済的成果は誰の目にも明らかだし、『人民本位』『調和社会』といった中国政府の主張も庶民に大きな利益をもたらした」と述べた。

アジア開発銀行副チーフエコノミストの庄巨忠氏は「中国の経済成長と社会発展は著しい成果を上げた。中共の第16回党大会以来、中国政府は効率的、実務的な取り組みをして、経済発展と民生改善を重視し、社会安定を促進した。労働力市場、土地市場などの改革を含め中国政府の推し進めた改革はいずれも順調に進展した」と指摘した。

米中協力発展委員会共同議長で元マサチューセッツ州共和党幹部の哈金（音訳）氏は「過去10年間に中国の経済力の大幅な強化と対外協力の継続的深化を目の当たりにした。中国の指導者と中国政府は企業が対外投資を行い、外国政府・企業とパートナーシップを構築することを奨励している。中遠集団と米ボストン港の協力は中国の対外投資を通じた新たなグローバルパートナーシップ構築のモデルだ。これと同時に中国は対外開放も一段と進めている。まさにこうした交流・協力によって中国と他国の国民は緊密に結びつき、相互理解を深めた」と述べた。

アルゼンチン外務・宗教省国際経済国務秘書のセシリア・娜翁（音訳）氏は「中国を代表とする新興経済国はすでに世界の主役に発展した。世界金融危機を背景に中国とアルゼンチンを含む中南米諸国は世界経済の発展に積極的な貢献を果たした。中国はBRICSと新興市場国の代表であると同時に重要な投資国だ。国連、WTO、G20などの国際的な場において、中国とアルゼンチンなど新興市場国は多くの問題で立場が近く、積極的な役割を発揮し、途上国の利益を断固守っている」と述べた。