中国の孔泉駐仏大使は31日、仏紙ルモンドへの寄稿「釣魚島は中国に属し、日本には属さない」で次のように指摘した。
私が12年前に中国外交部(外務省)報道官として最も多く質問されたことの1つが中日関係だ。具体的には歴史問題と領土紛争という2つの大きな問題が挙げられる。
当時の小泉純一郎首相が靖国神社参拝を繰り返したことは、第2次大戦時に人道に対する罪を犯した戦争犯罪人を拝むに等しく、日本軍国主義に侵害された中国人民を含むアジア人民が、どうしてこれを受け入れられようか?
欧州も同様に第2次大戦時にホロコーストの惨劇を経験したが、歴史問題に対するドイツの姿勢は日本とは正反対だ。1970年にドイツのブラント首相がポーランドを訪問した時の情景を私は今もはっきりと覚えている。勇敢に過ちを認め、正す民族は自信ある民族だ。歴史問題に対するドイツの姿勢は、今日の欧州の平和と繁栄の基礎だ。
現在中日関係は釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題によって再び深刻で困難な局面に陥っている。釣魚島が中国に属すことは多くの史料が証明している。ではフランスの史料はどのように記しているのだろうか?フランス国立図書館に職員を派遣して調査したところ、1772年にドリール、1778年にヴォーゴンディ、1817年にブロンドの作成した地図は、いずれも釣魚島が中国に属すことを明記している。
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