中国海軍北海艦隊に属する軍艦7隻からなる遠洋訓練艦隊は17日間の訓練を滞りなく完了し、19日に青島の某軍港に到着した。今回の遠洋訓練で海軍艦隊が初めて中国の釣魚島(日本名・尖閣諸島魚釣島)周辺海域に入った。訓練に参加した艦船の多くは海軍の新型主力戦艦だ。
■巡航中、日本の駆逐艦が追跡
中国中央テレビ(CCTV)によると、19日午前9時頃、遠洋訓練を滞りなく完了した北海艦隊の軍艦7隻が青島の某軍港に到着した。艦隊は4日に西太平洋海域に入り、14日に釣魚島の真南から西沿いに北上し、釣魚島海域に入って巡航した。最も近い時で釣魚島に30海里前後まで接近した。この間、日本の駆逐艦と護衛艦が常に追跡、偵察していた。
訓練に参加した艦船の多くは中国海軍の新型主力戦艦だ。艦隊の指揮艦はミサイル駆逐艦「哈爾浜」。この他、ミサイル駆逐艦「石家荘」、ミサイル護衛艦「塩城」「綿陽」、遠洋総合補給艦「洪沢湖」などが参加した。
将兵らは任務海域の様々な海況の下、艦隊指揮、対潜対空、海賊取り締まり、国際救援など様々な訓練を行った。
報道によると18昼夜の遠洋任務で、同行記者は戦闘警報を100回余り聞き、将兵の緊迫した雰囲気と強烈な戦闘意識が感じられた。今回の任務海域は高温、多湿、大雨など海況が変化に富んだうえ、台風21号による強風と荒波の試練も受けた。今回の訓練には訓練内容が多く、強度が大きく、期間が長いといった特徴があった。
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