中国共産党中央政治局は28日、紀律検査委員会の「薄熙来紀律違反に関する審査報告」を審議し、承認した。これにより、薄熙来の党籍剥奪と公職解任、刑事捜査の対象として司法機関に送ることを決めた。
報告は次のように述べている。
薄熙来は、大連市、遼寧省、商務部の責任者や中央政治局委員兼重慶市共産党委員会書記であった間、党の紀律に大きく違反し、王立軍事件と薄谷開来の殺人事件では職権を濫用するなど、厳重な誤りを犯し重大な責任がある。職権を利用し他人の利益を図り、直接あるいは家族を通じて巨額の賄賂を受け取った。数名の女性と不正な性的関係を持った。人事規律に違反し、人員の採用で厳重な過ちを犯し、厳重な結果をもたらした。其の他、調査では薄熙来の他の犯罪問題も発覚した。薄熙来の行動は党と国家の名誉を大きく損ない、国内外に深刻な影響と多大な打撃をもたらした。
中国共産党中央は次のように強調した。薄熙来の紀律違反問題に対する処理は、厳しく党を管理し、法に従って国を治める共産党の執政理念を体現しており、腐敗に反対するわが党の鮮明な立場と断固たる決心を表すものだ。全党は反腐敗闘争の長期性、複雑性、困難さを十分認識し、腐敗反対と廉潔提唱をより重要な位置に置き、腐敗と断固して戦い、党内に腐敗分子の居場所をなくすよう努力していく。
「新華網日本語」2012年9月29日
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