中国では、伝統的行事「中秋節」(旧暦8月15日、今年は9月30日)と建国記念日「国慶節」(10月1日)の大型連休が近づいている。統計データによると、23日の時点で、北京、上海、山東など20省(自治区・直轄市)が「重大祝祭日における小型乗用車通行料免除の実施に関する交通運輸部の通知(以下、通知と略)」にもとづき、大型連休中に有料高速道路無料化を実施するための細則を発表した。ほとんどの省が、空港高速道路、橋梁、トンネルなど有料道旅の無料化について明確な規定を打ち出している。人民日報が報じた。
各省が発表した無料化細則は、「通知」に盛り込まれた内容とほぼ同じものだ。無料化の対象となるのは、有料道路を利用する7人乗り以下の乗用車およびオートバイで、無料となる期間は、9月30日0時から10月7日24時まで(一般有料道路の場合は車両が料金所を通過する時刻、高速有料道路の場合は出口の料金徴収所を通過する時間を基準とする)。通行料が免除となる道路は、「中華人民共和国道路法」および「有料道路管理条例」の条件に符合する、法律に基づき敷設された有料道路(有料橋梁・トンネルを含む)。また、細則を発表した地方のほぼ全てが、空港高速道路も無料化の対象に組み入れている事実は、注目に値する。
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