◆過去最高の下げ幅か
これはガソリン価格の下落につながるため、マイカー所有者にとっては朗報だ。各研究機関は、中国精製油の価格調整の際に参照される3地の原油価格変化率が、-6%に達していると計算した。中国の精製油価格調整メカニズムに従うと、価格調整は6月8日に実施される見通しだ。中国大口商品ECサイト・金銀島の韓景媛アナリストは、「価格調整が実施されれば、3地の原油価格変化率が-8%超に達し、1トン当たり600-650元(約7500-8125円)減となり、過去最高の下げ幅となるだろう」と予想した。コンサルティング会社・中宇資訊の王金涛アナリストも、「今回の価格調整は、過去最高の下げ幅を記録し、1トン当たり約600元切り下げられる可能性がある」と指摘した。
中国発展改革委員会は今年5月10日、中国精製油価格を下方調整した。うちガソリンは1トン当たり330元(約4125円)、ディーゼルオイルは1トン当たり310元(約3875円)の下げ幅となった。原油価格調整の気配が濃厚であるため、精製油の卸売市場での取引量が減少している。北京市の一部のガソリンスタンドは、割引による販促を開始している。原油情報サイト・油客網の関係者は、「北京市の1235軒のガソリンスタンドのうち、295軒が販促を開始している。この数値は1週間前から増加したが、依然として民間と外資によるガソリンスタンドが中心で、リッター当たり0.05-0.65元の割引を実施している」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年6月4日
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