外交部の洪磊報道官は21日に行われた定例記者会見で、中国が正常なルートを通じて行うイランからの原油輸入は情理にかなったもので、合理的かつ合法的であると述べた。「人民日報」海外版が伝えた。

洪報道官によると、中国は自国の経済発展のニーズを出発点として、正常なルートでイランから原油を輸入しており、これは情理にかなったことであり、合理的かつ合法的であり、国際連合安全保障理事会の関連決議に違反しておらず、第三国や国際社会の利益を損なってもいないという。

洪報道官は「中国はある国がその国内法に基づいて別の国に一方的に制裁を加えることに一貫して反対しており、一方的な制裁を第三国に強制するやり方はさらに受け入れがたい」と話す。

報道によると、米国のヒラリー・クリントン国務長官は20日に発表した声明の中でイラン産原油の輸入を大幅に減らしていることを評価し、英国、フランス、ドイツなどの欧州10カ国と日本の銀行や金融機関を、米国による対イラン制裁の適用から180日間外す方針を明らかにした。また別の報道によると、中国、インド、韓国を含む12カ国については、6月28日までにイラン原油の輸入を減少させなければ制裁を適用するという。（編集KS）

「人民網日本語版」2012年3月22日