和太鼓集団「鬼太鼓座(おんでこざ)」の米仏中巡回公演「震災を乗り越えて-日本から世界へ-」の中国公演(主催:在中国日本大使館、国際交流基金<ジャパンファウンデーション>など)が14日夜、中国国家大劇院(北京市東城区)音楽ホールで開幕した。
巡回公演は日中国交正常化40周年に際し、両国の文化・民間交流活動の重要事業として企画された。また日本の東日本大震災発生後、中国政府および国民が日本に大規模な支援を行ったことに対する「感謝の旅」の願いも込められた。
公演を前にジャパンファウンデーションの安藤裕康理事長が、「東日本大震災発生後に中国政府が緊急援助隊を派遣され、多くの支援をくださったことに御礼申し上げます。公演を通じ両国の若者が、過去40年間、両国が努力して成就した友好交流事業を、引き続き継承・発展されることを望みます」とあいさつした。
2時間の公演は序幕、岩手県大槌町の伝統芸能「臼沢鹿子踊(うすざわししおどり)」、出演者全員による追悼、「鬼太鼓座」の和太鼓、東北出身・梅津和時さん率いる「梅津ちびブラス」とパーカッション・デュオの「越智ブラザーズ」らが加わった「鬼太鼓座&Musicians」によるセッション、最後に「未来に向かって」の6幕におよんだ。鮮やかなパフォーマンスに、会場から熱烈な拍手が鳴り続いた。
中国公演は16日に上海、20日に重慶、22、23日に広州、26日に香港でも開催される。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年3月16日
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