外交部の定例会見で17日、劉為民報道官が記者の質問に答えた。
----フィリピンは南中国海係争について、先日発表された「中越共同声明」への反対を表明し、二国間ではなく多国間方式による解決を呼びかけている。
ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長が15日に訪中を終えた。訪中の成果の1つが「中越共同声明」だ。声明は「長期安定、未来志向、善隣友好、包括的協力」の方針と「良き隣人、良き友人、良き同志、良きパートナー」の精神に基づき、戦略的・大局的視点から友好的交流を強化し、互恵協力を拡大し、溝を適切に処理し、社会主義事業を促進し、地域と世界の平和・安定・協力・発展を守るという中越両党・両国および両国人民の決意と意志の現われであり、両国関係の長期・健全・安定的発展にとって重要な指導的意義を持つ。
中国とベトナムが両国間の海上係争を交渉によって解決することは、第三国には関係のないことだ。直接交渉によって相互間の係争を解決しようとする当事国の努力を第三国が尊重することを望む。
中国とフィリピン間の海上係争も両国間の直接交渉によってのみ解決可能だ。フィリピンは中国のこの立場をよくわかっている。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年10月18日
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