胡錦濤国家主席はグエン・フー・チョン共産党書記長と人民大会堂で会談
胡錦濤国家主席(中共中央総書記)は11日午後、中国を公式訪問しているベトナムのグエン・フー・チョン共産党書記長と人民大会堂で会談した。双方は政治的相互信頼を強化し、互恵協力を促進し、溝を適切に処理し、両国の包括的・戦略的協力パートナーシップの安定した健全な発展を促す考えで一致した。
胡主席は「今年は中越関係正常化20周年にあたる。中越両党・両国が相互信頼と友好協力を強化してきた20年だ。長期安定、未来志向、善隣友好、包括的協力の方針と、良き隣人、良き友人、良き同志、良きパートナーの精神に基づき、双方は包括的・戦略的協力パートナーシップを築き、発展させている」と述べた。
グエン書記長は「国交樹立以来の61年間、特に関係正常化以来の20年間、両国関係は迅速かつ全面的に発展し、各分野の協力は歴史的意義を持つ成果を上げた。ベトナムはハイレベル相互訪問を緊密化し、政治的相互信頼を強化し、各分野の互恵協力を深め、人的・文化交流を拡充し、世界や地域の問題における協力を強化し、越中包括的・戦略的協力パートナーシップを新たな水準へ高めていく」と述べた。
双方は中越の海上問題について率直かつ誠意ある意見交換をした上で、両国による「海上問題の解決を指導する基本原則に関する協定」の調印について、「海上問題の適切な処理と解決にとって重要な指導的意義を持つもの」として積極的に評価した。
胡主席は「双方の指導者は中越海上問題について意思疎通、対話、協議を保ち、政治的・戦略的角度から海上問題の適切な処理を迅速に指導すべきだ。最終的な解決まで、係争を複雑化、拡大化させるような行動を取るべきではない。冷静かつ建設的な姿勢で問題を処理し、中越両党・両国関係および南中国海の平和・安定に影響が出ないようにすべきだ。双方は共同開発を積極的に検討し、速やかに具体的な一歩を踏み出すべきだ」と指摘した。
グエン書記長は「海上問題は越中関係の一部だが、うまく処理しなければ越中関係の良好な発展という大局に影響する。海上問題の適切な処理について中国側指導者と直接的な意思疎通を保ち、迅速な指導をし、中国側と共に基本原則協定をしっかりと実行していきたい。友好的な話し合いを継続し、適切に処理・解決して、両党・両国関係、両国民の感情、海上の平和・安定に影響が出ないようにしたい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年10月12日
歓迎式
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