胡錦濤国家主席は13日、第3回BRICS首脳会議と2011年度ボアオ・アジア・フォーラム開幕式に出席するため訪中した南アフリカのズマ大統領と海南省三亜市で会談した。両首脳は両国の包括的戦略パートナーシップの深化や関心を共有する国際・地域問題について踏み込んで意見交換した。
胡主席はBRICSへの南アフリカの参加を祝福。BRICS協力の不断の進展を促すため、南アフリカや他の構成国と共に努力する意向を表明した。
ズマ大統領は南アフリカのBRICS参加への中国の支持に謝意を表明。「南アフリカの参加によってアフリカはBRICSにおける代表性を獲得した。これは南アフリカのみならず、アフリカ大陸にとってプラスだ」と述べた。
胡主席は「昨年8月に両国元首は『北京宣言』に署名し、両国の包括的戦略パートナーシップの構築を宣言した。それから半年余り、両国は政治交流を頻繁に行い、相互理解・信頼を深め、重大な国際問題において緊密な協調や協力を維持してきた。昨年、2国間貿易額は最高記録を更新した。鉱業、金融、通信、新エネルギー分野の互恵協力は盛んに発展し、科学技術、文化、教育、観光分野の交流・協力はまさに勢いづいている。両国の包括的戦略パートナーシップを深めるため、南アフリカと共に努力していきたい」と表明した。
ズマ大統領は「両国関係は力強い。昨年、両国元首が『北京宣言』に署名し、包括的戦略パートナーシップの構築を宣言したことは、両国関係の発展の推進にとって重要な意義を持つ。昨年以来、双方は緊密なハイレベル交流を維持し、各分野の実務協力を強化し続けている。中国側と共に『北京宣言』の実行をさらに進め、経済・貿易・環境保護分野の協力を強化したい。これは南アフリカの雇用創出や経済成長にプラスだ。国連安保理など多国間機構で緊密な意思疎通や協力を維持し、重大な国際問題について立場の協調を図りたい。南アフリカで開催される国連気候変動会議について、中国との協議を強化し、その成功を促したい」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年4月14日
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