1970年の大阪万博　第二次世界大戦後の日本の再起を示す

1970年の大阪万博（大阪万国博覧会）の開催時、日本はすでに戦後の60～70年代の経済高成長を経験していた。この20年で、日本は第二次世界大戦後の荒廃から立ち直り、新興国となり、アジアで初めて万博を開催した国となった。大阪万博では、戦後の発展における大きな成果が示された。

歴史学者は、1970年の大阪万博と1964年の東京オリンピックは、日本の戦後の再起を示していると考える。特に大阪万博は日本国民の「敗戦国心理」を変え、日本の国際社会への復帰を促すなど大きな役割を果たした。

大阪万博は日本経済が奇跡的な発展を遂げ、日本が米国に次ぐ世界第2位の経済大国になって間もない時期に開かれた。日本政府は万博開催のため、公共施設の建設に巨額を投じ、開催後、大阪市はまったく姿を変えた。

大阪万博により日本国民の国外に対する知識は深まり、日本の国際化は進み、都市建設と経済発展の推進にも大きな役割を果たした。また大阪万博の開催後、経済と科学技術の大国という日本のイメージは世界に広まった。