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上海万博 世界最先端の環境保護システムを採用

 

上海市緑化市容局(環境衛生管理を担当)がこのほど明らかにしたところによると、上海万博は「上海をリード、未来のモデル」という目標の実現を目指し、全く新しい、最先端の、文化的で魅力ある万博パークの環境衛生運営システムを全世界に披露する。

計画によると、万博会場内にはゴミ空気圧送システムが設置され、ゴミの分別収集を行う。同システムは空気を動力に、地下パイプネットワークによりゴミを輸送する仕組みで、固体廃棄物を建物内や道路上のゴミ箱から中央収集ステーションに集める。システムは完全に封鎖されており、これまでの人の手によるゴミ収集に比べて環境を明らかに改善し、どんな天候でも素早く清掃を行え、コンパクトで場所をとらない。また、ごみ収集車両が減り、清掃員の仕事も楽になり、多様な機能的要求にフレキシブルに対応する。システムは全自動で運行され、高い信頼性を誇る。

さらに万博会場内の屋外トイレには初めて、利用者の分散を図るため複数の出入り口を備えた組み立て式の公衆トイレが導入される。工場で集中生産され、会場で組み立てるこの公衆トイレは、万博のために専門的角度から設計を行い、人間工学、高効率、ハイテク、環境に優しいをメーンテーマに完成した。内部ユニットは自由に組み合わせることができ、循環利用が容易で、万博閉幕後の建築物「ゼロエミッション」要求に適合する。

会場内の作業に携わる環境衛生作業設備に対して、環境衛生管理部門は環境保護を非常に重視しており、万博閉幕後の利用についても考慮している。作業設備は昼間は完全ゼロエミッションを実現、夜間は燃料式設備が稼動するが、ユーロ?以上の排ガス基準を満たす。また上海の気候条件、万博会場の環境条件にも適合している。

環境衛生管理部門によると、2010年上海万博環境衛生応急案として、▽台風、暴雨、雷、高潮、嵐、地震など悪天候に対する応急案▽空気圧送システム、小圧力ステーション、車両、公衆トイレ、船舶など、各種設備・施設の故障状況に対する応急案▽熱射病、交通事故、感電、不慮のけが、突発性疾病など人の不意の健康悪化に対する応急案▽入場者および会場内清掃員を含めた、原因不明の突発性集団疾病に対する応急案▽意図的な破壊、テロ攻撃など、破壊行為に対する応急案▽ゴミ量の急増、サービスに対するクレーム、公共メディアによる指摘などに対する処置方法---の6点が制定された。

「人民網日本語版」2010年4月7日

 

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