「人民日報」は本日付で、「安定は発展の生命線」と題する論評を掲載した。概要は次の通り。
都市の公共交通は正常に運行し、市場は平穏で、生活必需品は十分に供給され、店舗は門を開けて客を迎え、市街には活気が戻り、各族民衆の顔には笑顔が戻った・・・・・。中国共産党中央と国務院による強靱な指導の下、そして各族人民の共同努力を経て、ウルムチの社会・生活秩序はすでに回復した。暴力事件発生後、「安定は幸福で、動揺は禍(わざわい)だ」との道理を、人々はより深く体得した。
新疆(ウイグル自治区)にとっては、社会の安定の維持が、目下最大の民生である。ウルムチでの今回の暴行・破壊・略奪・放火の重大な暴力犯罪事件が破壊し、損なったものは、特定の一民族の利益ではない。それは、この土地に暮らす各族人民に災難をもたらしたのだ。悲惨な事実は、社会の安定なしに、人々の生命と財産、人身の安全は保証され難く、社会の発展と幸福な生活もないことを証明している。
新疆の60年の発展の過程を振り返ると、解放前のここには、一寸の鉄道もなく、粗末な工場が数カ所あるだけで、一部地域では飢饉が絶えず、人民の生活はひどく貧しかった。それが今や、四方八方にはりめぐらされた交通網が新疆各地を1つにつなぎ、農民の1人当たり収入は北西5省(自治区)の首位に立ち、ウルムチは中央アジアで最もにぎやかな都市へと発展した。新疆は日進月歩で変化し、新疆の1人当たりGDPは3000元近くに達し、その社会の発展には世界が注目している。これらすべては、各民族の一致団結した共同努力の賜物であり、新疆の安定した発展環境と国家経済の急成長の賜物だ。
社会の安定と経済成長は補完し合い、各個人の利益と密接な関係にある。新疆の長年の安定は、さまざまな事業の発展をもたらし、持続的発展をもたらし、人民に心安らかな暮らしと楽しい仕事をもたらし、社会に文明と進歩をもたらした。安定が新疆の発展・繁栄の生命線であることを、事実は十分に証明している。
「人民網日本語版」2009年7月14日 |