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「ウイグル族の女性が助けてくれた」

7月5日夜、上海南匯中学・高校の教師である趙敏東さん(33)とその妻は生きるか死ぬかの災難に遭遇したが、多くのウイグル族の人々が手を差し伸べ、彼らの脱出を助けた。

趙さんは、夏休みで帰郷する高校の新疆クラスの生徒約300名を送ってウルムチに来たのだった。7月5日夜8時ごろ、生徒を送り届けたあと、趙さん夫妻はタクシーに乗り、ウルムチのバザールを見に行こうとしていた。

「団結路の交差点まで来たとき、タクシーが暴徒に遮られ、ウイグル族のドライバーは慌てて私に窓を閉めさせた」と話す趙さんは、7、8人の暴徒に車を囲まれ、車の窓を割られた。「ドライバーは私を守るために暴徒と交渉しようとしたが、2人の者が彼に殴りかかってきて、その他の釘のついた棍棒を持った人が私を殴ってきた」と趙さんは言う。

およそ30秒余り殴られた趙さん夫妻は頭を抱えたまま道路の真ん中に倒れこんだ。そこへ突然、ウイグル族の女性が駆け寄ってきて、趙さんを人の群れから引っ張り出した。「私たちは通りの端のほうに向かって走ったが、また一団となった者たちが追って来た。でも都合よく、余り遠くないところに路地があったので、そこへ身を隠した。そこにはほかに数人の漢族が身を隠しており、数人のウイグル族の女性がこっそり手まねで中を指差したので、彼女たちが中へ行けと伝えてくれているのがわかった」と趙さん。

趙さんが、彼女たちが指し示す方向によろめきながら進むと、ある住宅地区に出た。「若いウイグル族の夫婦から何か尋ねられたが、彼らの言葉が私はわからなかった」と言う趙さんは、彼の生徒に電話した。生徒と電話で話したウイグル族の夫婦は、趙さんと他の漢族の女性二人を家に連れて行った。

関連部門と連絡をとって、趙さん夫妻は病院に送られた。趙さんは「今回の暴動でこんなふうに助けられて、やはり良い人は大勢いるのだと感じた」と語った。

「北京週報日本語版」 2009年7月10日

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