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西側の機嫌を取る「戦竜闘士」ラビア・カーディル

 

 

7月5日にウルムチ市で起きた暴力事件は、ラビア・カーディルをかしらとする「世界ウイグル代表大会」という「新疆独立」を企む国外組織が指揮、扇動したことが初歩的な調べで確かめられた。この組織は最近、「勇敢になるべきだ」、「大きな事を起こす」と、インターネットなど複数のルートを通じて騒動を挑発した。ずっと自分を「もう一人のダライ」に作り上げようとしてきたラビアは、昨年ラサで殴打・破壊・強奪・放火事件が発生した後、「チベット独立」に学び、大きな事を引き起こそうと呼びかけた。注意すべきなのは、テロ事件を画策するたびに、ラビアとその組織はいつも責任を中国政府になすりつけていることだ。08年3月、東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)が画策した南方航空公司の航空機爆破の陰謀が未遂に終わった後、「世界ウイグル代表大会」のスポークスマンのディリシャティは直ちに前面に出てきて、それは中国政府の陰謀だと中傷した。この発言は彼が今年7月6日に行った発言とまるで同じだ。おかしいのは、この組織は西側の前ではいつも「非暴力、テロリズムとは少しも係わりあいはない」と自己紹介をしていることだ。

ラビアは西側で非常に注目されている人間だ。1951年に新疆のアルタイ市で生まれた彼女は、改革・開放の実行後にウルムチ市二道橋商業区の売り場を借りた。10年間にわたってせっせと働いたところ、1億元にのぼる資産が貯まり、当時の新疆で一番の金持ち女性となり、第8期全国政治協商会議委員に選ばれた。1999年、ラビアは国家安全に危害を与える罪を犯して逮捕された。一年後また、国外の組織に国の情報を不法に提供したことで8年の刑を言い渡された。05年、ラビアは保証人を立てて刑務所外での治療を許可されて米国に行った。彼女は出国前に中国の国家安全を脅かすいかなる活動にも決して参加しないと再三再四、保証したものの、米国に到着すると、「新疆独立」活動に参加し、さらに06年には「世界ウイグル代表大会」第2回会議で議長になった。

「世界ウイグル代表大会」は04年にドイツのミュンヘンで発足した組織で、「世界ウイグル青年代表大会」と「ETIM民族代表大会」という二つの分裂主義組織が先頭に立って、世界10数カ国の20余りのETIM分裂主義組織を連合させて成っているものだ。「世界ウイグル青年代表大会」は中国政府がテロ組織として認定した組織の1つだ。

議長になったラビアは米国に定住し、主にワシントンで活動しているが、時々ドイツや北ヨーロッパの国をこそこそ訪れている。彼女が西側で影響力を持つダライを羨んでいるため、ETIM分子は「世界ウイグル代表大会」のサイトで、ラビアを「ウイグル族の精神的母親」としておだてている。07年6月、ラビアは一部のドイツ人の助けに頼って、自伝『天空闘士、中国の最大の敵』のドイツ語版を出版した。続いて英語版も出版し、書名を『戦竜闘士』に変えたほか、ダライに序言を書いてもらった。『ウォールストリート・ジャーナル』など西側のメディアはこの本をおおげさにPRした。ドイツの西ドイツテレビ局はさらに先月にはラビアを紹介するドキュメンタリーを放映した。だが、ラビアの影響力は彼女自身が想像したほど大きくはなさそうで、アマゾンのベストセラー・ランキング100には、「戦竜闘士」はランクインしていない。

中国現代国際関係研究院安全・戦略研究所の李偉所長によると、ラビアは通常は秘密裏に活動しているが、対外的には非暴力、民主と人権など、きれいごとを並べている。一部の国は「世界ウイグル代表大会」が自国の法律に違反していないことを理由に、これをテロ組織として宣言するのを拒否している。ラビア及び「世界ウイグル代表大会」の言動から見れば、この組織をテロ組織と認定すべき時が来たのだ。

「北京週報日本語版」 2009年7月8日

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