北京オリンピック組織委員会ボランティア部の張振良副部長(オリンピック観衆コールセンター主任兼任)によると、「制限行為」とは法律には抵触しないが、オリンピックやパラリンピックの関連管理政策に合わず、会場の秩序や競技場の環境、選手又はその他の観衆に干渉する可能性のある行為を指す。主な内容は以下のとおり。
1.番号どおりの座席に座らない。
2.禁煙区で喫煙する。
3.柵を乗り越えたり座席を踏む、競技場や観客席に対して物品を投げる。
4.ベビーカーや車椅子を携帯してバリアフリー座席エリア以外に立ち入る。
5.貴賓エリアや業務エリア、競技場といった観客席以外の場所に立ち入る。
6.観客席エリアで傘をさす、長時間立つなど、他人の視線を遮るか、他人の観戦に影響を与える行為。
7.授権を経ずに会場内でテレビ中継報道を行うか、専用設備を使用して撮影する。
8.衣服や携帯物品上の商業マークを故意に展示、宣伝、同じか類似のデザインの図案、色彩組合せ又は商業マークの衣服を集団で着用し、企業名称や製品、ブランド、イメージを故意に展示する。
9.授権を経ていない宣伝キャンペーンや展示活動、資金募集の行為、会場で企業マークの付いた製品を配る行為。
10.競技の順調な進行に影響を与えるか、他人の観戦を妨げる行為(フラッシュを使用した撮影、明確な飲酒状態での入場、会場の係員の管理への不服従などを含むがそれに限らない)。
「禁止物品・行為」とは中華人民共和国の現行法律・法規に抵触する物品と行為を指し、発見されたなら会場の係員が保安部門に直ちに報告して法律に基づき処理する。オリンピック会場で厳しく禁止されている物品と行為には以下がある。
1.銃器や弾薬、弓、短刀といった管制器具。花火・爆竹といった可燃品、腐食性、放射性物品などの中国の法律・法規で禁止されている物品。
2.審判や選手、その他の業務係員を包囲攻撃すること。
3.全ての形式の賭博行為。
4.デモや座り込み、示威行為、ストリーキングといった現場活動の秩序を撹乱し、中国の法律法規に違反する全ての行為。
観戦規則はオリンピックとパラリンピックのチケットを持つ全ての観戦者に適用され、有効期間は2008年8月1日から9月17日まで。
「人民網日本語版」2008年7月15日
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