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北京首都空港 五輪に向けて4つの安全保障措置

 

首都空港の公安分局が14日、メディアに明らかにしたところによると、同空港は五輪期間中、▽24時間体制で立体監視・制御を行う指揮センター▽空港外周に設置された安全柵▽空港ロビーに入る際の厳しいセキュリティーチェック▽ターミナルエリアにおける武装パトロール――の4つの措置により、安全の確保を強化する。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

同空港公安分局の張志副局長によると、7月初旬、空港分局五輪安全保障指揮センターが正式に起動した。同センターには、空港内に設置された全てのモニター監視・制御システムが接続されており、監視範囲は、空港周囲の道路、ターミナルビル、フライトエリア、業務エリア、公共エリアにわたる。これにより、空港内の全天候型立体監視・制御が実現した。指揮センターでは、監視・制御情報に基づいて警察などの配置を決定するほか、現場にいる警察を直接呼び出すこともでき、安全保障のスピード、効率、正確性が保証される。

このほか警察は、首都空港のフライトエリアを境に、周囲に高さ2.5メートルの鉄柵を張り巡らした。柵は南北にある駐機場を貫き、空港にもともとあった外周柵と接合、安全柵を作り出した。これにより空港は完全に柵で囲まれたことになる。もとからあった出入り口を含む、安全柵の周辺には警察の治安ステーションが増設され、管理・防犯が実施されるほか、治安を脅かす事件を未然に防ぎ、突発事件の警戒・制御などを行う。

また、国家民航局の規定に基づき、首都空港では20日から2度のセキュリティーチェックが行われる。空港ロビーに入る全ての人は、乗客であれ、送り迎えの者であれ、必ずセキュリティーチェックを受けなければならない。乗客は、搭乗の前にもう一度セキュリティーチェックを受ける。張副局長は「空港に入る全ての人は検査を受けなければならない。飛行機の乗組員、フライトアテンダントも例外ではない。また警察は核、生物、化学物質や、爆発物に対する検査を強めていく」と述べた。

「人民網日本語版」2008年7月15日

 

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