14日午後5時、北京五輪開会式の入場券の譲渡が終了した。中国銀行の担当者は、一枚5000元の開会式の入場券が21万元で譲渡されたことを明らかにした。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
中国銀行の担当者は「開閉会式入場券の譲渡を申請する人はこれまで多くなく、各営業所で一日に受理する数は平均10枚に満たなかった」と紹介する。西城区の営業所職員は、開閉会式の入場券は確かに個人的な取り引きが行われているとし、「数日前に譲渡手続きに来た人は個人的に5000元で入手した入場券を21万元で譲渡した。必要な書類がすべて揃っているため、銀行では手続きを行うしかない」と話す。譲渡手続きを終えたお年寄りは1枚5000元で入手した入場券を6万元で譲渡したという。
北京オリンピック組織委員会チケットセンターの担当者によると、現時点で開閉会式の入場券譲渡に関する正確な統計は出ていない。申請を受けてから申請者の身元や安全保障などに関わる内容を確認するため、最終的に審査を通過して譲渡されたデータはすぐには出ない。閉会式の入場券の譲渡手続きは今月30日まで行われ、終了後にまとめて統計をとり、メディアに発表されるという。
「人民網日本語版」2008年7月15日
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