温家宝総理(中共中央政治局常務委員、国務院地震災害救助総指揮部総指揮)は19日午後、第10回総指揮部会議を招集し、被災者の捜索と救出、負傷者の治療、遺体の処理、被災地の衛生・防疫などの状況について報告を受けた。会議は次の3点を指示した。
(1)捜索・救出範囲の拡大。部隊はすべての村落に24時間以内に入れるよう、あらゆる困難を克服すること。
(2)防疫作業の徹底。すべての被災地に医療衛生活動、防疫作業、医療機器・物資が行き届くようにする。医療防疫チームがまだ入っていない地区には、医療防疫チームと医薬品を空輸する。
(3)善後処理の徹底。民政部・公安部・衛生部による「『5・12地震』犠牲者の遺体処理に関する意見」の実行を徹底する。遺体発見後は迅速に鑑別を済ませ、衛生部門の指導の下処理するとともに、遺族への慰問もしっかりと行う。身寄りを失った子ども、高齢者、障害者への対策をしっかりと行い、その基本的な生活を確保する。国務院は、1人月600元の基本生活費を3カ月以内に給付すると決定した。
「人民網日本語版」2008年5月20日 |