伝説上の帝王・禹のふるさととも言われる四川省北部山間にある北川県は、12日午後の大地震で、旧市街の80%と新市街の60%の建物が倒壊する壊滅的な打撃を受けた。市街地に住む1万人余りのうち難を逃れたのは4千人ほどにすぎず、そのほかの人々は死亡か行方不明となっている。「新華網」が伝えた。
地震発生後、解放軍・武装警察・民兵・ボランティアなどからなる強力な救助隊が災害救助にあたり、被災者に希望をもたらした。だが道路が遮断されたためにクレーンやショベルカーなどの大型機械が利用できないことが、救助隊を悩ます最大の問題となっている。できるだけ早く人を救出するため、救助隊員はスコップやたがねを使い、重く冷たいコンクリートのがれきと原始的な格闘を繰り広げている。(編集MA)
写真(1):倒壊した中学校の下に生き埋めとなった生徒。応急処置を受け救援を待つ。
写真(2):救援を待つ子どもを励ます看護婦。
写真(3):生き埋めになった生徒を救出する救助隊員。
写真(4):がれきに埋まった女の子を助け出す救助隊員。
「人民網日本語版」2008年5月14日 |