胡錦濤国家主席は4日北京で、日本メディア16社の共同取材に応じ、「対ダライ(ダライ・ラマ14世)政策は一貫しており、明確だ。対話の扉は常に開かれている」と述べた。新華社が伝えた。
【対ダライ政策】
ダライ側が対話再開を何度も願い出ていることに鑑み、中国中央政府の関係部門の責任者が本日、ダライ・ラマの私的代表と接触・協議する。積極的な成果を希望する。中国には「その言を聴き、その行を観る」との古い格言がある。ある人物の立場を判断するには、その人物が何を話すかを聞くだけでなく、何をするかを見る必要がある。私たちはダライ側が、祖国分裂活動を本当に停止し、暴力活動の画策と煽動を停止し、北京五輪破壊活動を停止したことを、実際の行動によって示し、今後の対話のために環境を整えることを切望する。
【中国の民族政策】
少数民族集住区における民族区域自治制度の実施は、中国憲法が明確に規定する、中国の基本的な政治制度だ。中国の民族政策は「各民族は一律に平等であり、国は各少数民族の合法的な権利と利益を保障し、各民族が対等に団結し助け合う、調和のとれた社会主義民族関係を守り、発展させる」ことを基本的な内容とする。新中国成立後50年余りの実践は、中国の民族区域自治制度と民族政策が中国の実情に合っていることを証明している。私たちは引き続き、この基本的な政治制度と効果的な民族政策を堅持し、改善し、真摯に実行して、各族人民の幸福を図っていく。
「人民網日本語版」2008年5月5日 |