中国科学・技術部の李学勇副部長
李学勇副部長が紹介した内容は以下の数点である。
中国の科学技術面の人的資源、世界一の3500万人に
中国は世界において科学技術面の人的資源大国となっている。2005年、中国の科学技術面の人的資源は3500万人に達し、世界第1位となった。2006年、フルタイムで研究と実験を行うの人員は年間150万人増加した。活力に富んだ青・中年層の科学技術人材のグループは急速に成長しており、45歳以下の青・中年の科学技術研究者が研究者全体の8割を占めており、大学の在校生の人数は2300万人に達し、科学技術人材の養成の規模が最も大きな国となっている。
中国、152の国・地域と科学技術協力関係を構築
現在、中国はすでに152の国・地域と科学協力関係を構築しており、96カ国との間で政府間科学技術協力協議102件、部門間科学技術協力協議1000余件を締結し、完備された二国間または多国間の科学技術協力枠組みを形成している。
また、中国は積極的に世界の科学技術資源を利用し、国際熱核融合実験炉計画(ITER)、ガリレオシステム、地球観測システム、欧州と共同で実施する宇宙プロジェクト「地球空間双星探測計画」(双星計画)、中国伝統医薬の国際的化学技術協力など、国際的大型科学・プロジェクト計画に参加している。中国の科学者及び科学技術者が国際的協力に参加するルートもさらに広く切り開かれ、人的交流や協力関係はより密接かつ利便性のあるものとなり、形式も多様化している。
現在までのところ、中国は約350の国際科学技術組織に加盟し、国際科学技術組織で各級の指導者として着任している中国人科学者数は206人に上った。
|