本誌記者・黄衛
10月13日夜、北京のメディアセンターで行われたカクテルパーティーの席上、中国の伝統的な服装に身を包んだベルギー人のルアン・ミンチェ氏が注目を集めた。
このパーティーは、第17回党大会を取材する内外の記者らのために、第17回党大会ニュースセンターが催したもの。 ルアン氏は「ベルギー・タイムズ」の北京駐在記者だ。彼によると「ベルギー・タイムズ」はオランダ語による日刊紙で、ここ数年、中国の経済発展の様子を報道しつづけてきた。中国の対外貿易と国民生活の向上ぶり、今、ベルギーで関心を持たれているのはこの2つの話題だ。
18年間中国で暮らしてきた彼は、中国の大きな変化を自らの目で見てきたと言い、「発展速度が非常に速く、明らかに進歩している」と語る。
しかし、国際的な大都市として今、北京が直面している課題は交通問題だと彼は見る。「ベルギーの主要都市でも似たような状況だ。おそらく世界中の大都市が抱える悩みだろう」と彼は語った。
さらに彼は「最近開通した地下鉄5号線によって公共交通機関の混雑が多少緩和できるかもしれない」と語った。長年中国でビジネスをしてきたこの「外人さん」は今やすでに「北京通」だ。
第17回党大会の最も関心ある問題について彼に聞いてみた。即座に「中国経済の今後5年間の方向性」と「第17回党大会が中国経済の動向に与える影響」に関心を持っており、会議の結果に期待している、という答えが返ってきた。
「北京週報日本語版」2007年10月15日 |