中国共産党中央組織部の関係責任者はこのほど今回の共産党第17回全国代表大会に出席する代表の選挙について記者のインタビューに次のように答えた。
全国各クラスの党組織は党中央の要求に基づいて代表の先進性を重視すると同時に普遍性をも非常に重視している。当選した代表のメンバー構成はわりと合理的で、構成の比率などは中央の規定に符合している。特徴としては以下のような点が見られる。
一、 生産や仕事の第一線で働く党員の比率が高まったこと。代表中第一線で働く党員が28.4%を占め、そのうち各省・自治区・直轄市や(北京の)国有企業で働く者が30%を超え、2002年に開かれた第16回全国代表大会(以下「第16回党大会」と略称)よりその比率は高い。これらの代表たちは末端の党組織や党員の意見と要求を反映するのにふさわしく、その積極性、創造性、自発性を引き出すためには重要な役割を果たすだろう。
二、 メンバー構成が合理的で、各方面からの代表がいること。当選した代表はそれぞれ経済、科学技術、国防、政治・法律、教育、報道、文化、衛生、スポーツなどの分野を専門とし、労働者、農民、軍人、専門技術者、政府機関の幹部、さらに新しい経済組織や社会組織からの代表もいる。
三、 女性の代表が増加し、その比率が上昇したこと。代表のうち、女性は445名、第16回党大会より63名増え、全党中に女性が占める割合と比べ0.4ポイント高い20.1%となった。
四、 少数民族の代表が増加し、比率が上昇したこと。少数民族代表は第16回党大会より12名増えた242名になり、全党中での割合より4.5ポイント高い10.9%を占めている。全国55の少数民族の内、42の少数民族から党代表が選出された。
五、 中壮年代表が増加したこと。代表中55歳以下の者が70.4%を占め、1561名で、第16回党大会より7.2%高まった。45歳以下の者は416名で、第16回党大会より0.8ポイント高い18.8%を占めることになった。
六、 教育レベルが高いこと。短期大学以上の学歴を持つ代表が93.3%を占め、2068名で、第16回党大会より1.6ポイント高い。高校(中等専門教育を含む)以下は6.7%を占め、149名で、第16回党大会より1.6ポイント低い。
「チャイナネット」2007/10/10 |