香港各紙は、2日付の紙面に、香港の祖国復帰10周年記念イベントに関する報道を大きく扱い、「胡錦涛国家主席が打ち出した『4つのことをゆるぎなく堅持していく』という方針は、今後、香港で『一国二制度』を発展させる上で、重要な意義がある」としている。
香港の『文匯報』紙は社説で「胡錦涛主席は、香港復帰10周年記念大会で重要講話を発表し、『4つのことを堅持していく』ことによって、この10年間の『一国二制度』を実施するうえでの経験を総括した。その4つとは(1)一国二制度の方針を正確に理解し、徹底的に堅持すること(2)香港基本法をしっかりと堅持すること(3)経済の発展や民生の改善を堅持すること(4)社会の調和と安定維持を堅持することである。これは、これまでの10年間の経験を総括した上で、これからの一国二制度の発展に方向性を示している」としている。
また、『大公報』紙の社説は「『4つの堅持』という講話は、香港が復帰してからこの10年間の経験を総括している。『一国二制度』のうち、『一国』と『二制度』は、分裂したり対立したりするような内容ではない。『一国』は中央の権力を意味し、『二制度』は高度な自治権を保障するという意味である」としている。
「CRI」 2007年7月3日 |