香港の祖国復帰10周年記念大会は、1日、香港会議展覧センターで盛大に開かれた。
大会では、中国共産党中央総書記、中央軍事委員会主席でもある胡錦涛国家主席は講演を発表し、香港が祖国復帰10周年で収めた成果を高く評価し、「この10年間獲得した最も重要な経験は四つ。第一、『一国二制度』の方針を全面的かつ、正確に理解し、それを実施することである。第ニ、厳格に『基本法』に基づくことである。第三、精力を集中して香港経済の発展、民生の改善に力を入れること。第四、香港社会の調和と安定を維持したこと。『一国二制度』は完備した考え方である。『一国』とは、法に基づいて中央政府の権力を維持し、国家の主権、統一、安全を維持すること。『ニ制度』とは、法に基づいて、香港特別行政区の高度な自治権を保障し、行政長官と行政区政府の執政を支持することである。これを堅持すれば、『一国二制度』の優位を生かし、香港同胞に福祉をもたらすことができる。『基本法』は香港の長期的な繁栄と安定にとって、法的な保障であり、香港管理の基盤でもある」と語った。
胡錦涛国家主席はまた、「経済を発展させ、民生を改善することは香港の最も重要な課題である。社会の調和と安定を維持することは経済的発展や民生の改善にとって基本的な要求である。香港各界の人々は一貫して、香港の全般的かつ、長期的な利益と国の利益を重んじ、理性的に意志を疎通し、共通点を求め、相違点を保留すれば、発展の成果を共に享受することができる」と語った。
「CRI」 2007年7月1日 |