潘基文・国連事務総長はパリで25日、スーダン・ダルフール問題に関する閣僚級の国際会議に出席した。会議後の共同記者会見で潘事務総長は、外国人記者の質問に対し、ダルフール問題の解決に向けた中国側の努力に、国連事務総長として満足の意を表した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
潘事務総長は「2月には胡錦涛国家主席がスーダンを訪問し、最近中国政府は、ダルフール問題特別代表も任命した。中国政府は一貫して、国連やアフリカ連合(AU)を始めとする国際社会との完全な協力に応じるよう、スーダン側の説得に努めている。中国政府はこの面でまさに『建設的役割』を発揮している」と述べた。
同会議では、ダルフールの政治プロセス、人道・安全状況、ダルフールの復興、ダルフール問題の地域への影響などが話し合われた。
「人民網日本語版」2007年6月26日 |