中国は一貫して話し合いを通じて貿易紛争の解決を目指す
3月12日午前10時、第10期全人代第5回会議は人民大会堂で記者会見を催し、中国商務部の薄熙来部長、中国人民銀行(中央銀行)の周小川行長(頭取)は対外貿易協力、中国の貨幣政策などについて、内外の記者の質問に答えた。
ロイター通信:先週、中国人民銀行はかつて一部の商品に与えていた税還付政策を撤廃した。関係筋によると、これは一部のWTOのメンバーが提訴していた中国の貿易補助政策の一つである。中国は貿易摩擦をWTOに提訴しなくて、他の政策を講じて、例えば、話し合いを通じて貿易摩擦を解決することを目指しているのか。
薄熙来部長:WTOの貿易紛争解決メカニズムの下で貿易摩擦を解決することが普通である。成熟した貿易パートナーシップの間で、摩擦問題が現れれば、最初の解決法案は話し合いである。もし解決できなければ、わが国は貿易パートナーを尊重し、WTOの紛争解決のメカニズムの下で貿易摩擦を解決することを目指している。
中国のWTO加盟後、ビジネス活動が日ましに活発化するとともに、中国と貿易パートナー、特にEU諸国、アメリカとの貿易摩擦は増えていることにわれわれは注目している。中国は一貫して話し合いを通じて貿易紛争や摩擦を解決することを願っている。トータルには、EUやアメリカおよびほかの重要な貿易パートナーは中国との間で貿易摩擦が現れた際、話し合いを通じて解決している。われわれはこのような姿勢を高く評価している。しかし、例外もある。例えば、完成車、自動車部品についての中国の関連政策をめぐっての貿易紛争もWTOに提訴されている。これについて、われわれは遺憾の意を表明している
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