Imprimer cet article

Commenter cet article

北京週報>>中国と日本  

程永華駐日中国大使に聞く
戦後70周年の今こそ共に アジアと世界の発展に貢献を

 

――中国が打ち出している「経済ニューノーマル」「一帯一路」「アジアインフラ投資銀行」などの理念についてどう考えていますか。またそれらは日本にとってチャンスなのでしょうか、脅威なのでしょうか。

程 30余年にわたる改革と発展で、中国経済は大きな注目を集める成果を成し遂げました。中国政府が今年3月に公表した2015年の経済成長率見通しは、7%前後に調整されましたが、その目的は経済発展の質と効率を高めるためであり、経済成長は合理的な範囲で進められています。中国は自発的に経済成長の「ニューノーマル」に適応し、これを引率し、安定的な経済発展を強く求めています。同時に、中国経済の発展が「ニューノーマル」へ移行することで、日本を含む世界各国にさらに多くの市場、成長、投資及び協力のチャンスを引き続き提供し、中日の協力関係を強化するために、さらに広い空間を提供するでしょう。

国際情勢が激変する中、中国は各国が運命共同体の意識を持ち、共に発展する中で、各自の利益の最大公約数を追求することを主張しています。2013年、中国は「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海上シルクロード」(一帯一路)の共同構築を提唱し、周辺国と国際組織からの広範かつ積極的な賛同を得て、一部のプロジェクトはすでに実務的協力の段階に入っています。

同年、習近平主席はインドネシアを訪問した際に、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立を提議し、現在はすでに57カ国が創設メンバー国となり、うち50カ国は6月に北京で正式調印を行い、今年末には正式運営を開始します。「一帯一路」の共同構築とAIIBの設立は、中国の「親、誠、恵、容」に基づく周辺外交理念を貫いており、私たちは平和友好、開放と包容、互恵とウインウインというシルクロードの精神を広く提唱し、各方面と共に努力をすることで、アジアの国々を重点にして、陸上、海上の経済協力の回廊に頼り、交通インフラを突破口とし、融資のプラットホームの建設を手がかりとして、人的交流を絆とし、共に協議し、建設し、享有する平等互恵の方式をもって、アジアの相互連結を推進し、高度に融合した互恵協力ネットワークを築き、地域経済の発展と経済の一体化を促進し、アジア運命共同体と調和のとれた世界を構築するために積極的な建設的役割を発揮するでしょう。

日本については、まずは双方で協力パートナーなのかあるいは脅威なのか、チャンスなのか試練なのかという根本の問題を解決しなければなりません。中国側は日本側と平和的に発展していくパートナーとなるよう願い、日本側も同じ態度を持ち、ゼロサムや対抗意識を捨て、中国をライバルではなくパートナーとして、中国の発展を脅威ではなくチャンスと捉え、お互いの平和的発展を支持し合い、互恵とウインウインを図り、共に発展することを望んでいます。日本には中国の「経済ニューノーマル」の下での特徴に焦点を合わせ、中国経済のグレードアップとモデルチェンジのチャンスをつかみ、中国の対外開放拡大に足並みを揃え、中国の改革深化の現実的な需要と結合し、さらなる中国市場の開拓を行い、中国政府が行っている政府機構の簡素化と権限移譲や自由貿易試験区の拡大の便利な政策をうまく用いて、両国の経済貿易協力の推進並びに中国経済と共にグレードアップとモデルチェンジを実現すべきでしょう。世界第2と第3の経済大国として、両国は地域と国際社会における協調を強め、共にアジアの金融通貨、インフラ建設、相互連結などの分野における協力の展開を検討することができます。私たちは日本側が中国の提唱に積極的に応えて支持し、共に地域と世界の繁栄と発展に貢献することを望んでいます。

「人民中国インターネット版」2015年年8月5日

 

   前のページへ   1   2   3  

查查日语在线翻译
查查日语在线翻译: