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北京週報>>中国と日本  
中国人の「突然の連絡」を徐々に理解

私は中日両国の仕事の進め方が違うからだと考える。

日本では仕事の計画をする際には、長期にわたり綿密に計画を作る。年度計画、月間計画から始まり週間計画に至るまで、明確にかつ具体的に作成する。普通は大きな変化がないので、各人はこれを基に簡単に休暇や個人的な活動を計画できる。

一方、中国では部門に計画があったとしても日本のように詳細ではなく、大まかな計画があるだけで、その場その場で変更になることが多い。中国人はいつも「計画は変化に追い付かない。『柔軟性』をもって仕事を計画しなければならない」と言っている。

私は中国の会社で仕事をした経験がないが、大学と機関は基本的にこのような状態だ。仕事を計画する際に、幹部の発言が大きな影響力を持ち、一年の目標と計画を打ち出す。各部門は幹部の発言中の意向を基に仕事を具体的に計画し、機関の仕事の計画において、普通は仕事の開始時間など細部にわたって細かく言及しない。このことは、各部門が自身の状況に沿って「柔軟に決定」する。このような計画のやり方は「突然の連絡」のベースとなると言える。

中国を理解していない日本人は「中国人の仕事態度は不真面目だ」と決めつける。しかし私から言わせると「これは両国の仕事の習慣が違うだけで、どれが良いとか悪いとか言えない」のである。

綿密に計画する日本のやり方は一年間の仕事の状況を把握するのには比較的良いが、柔軟性にかけ、万が一想定外の案件が発生した際の対応には向いていない。中国のやり方は比較的柔軟性があり、臨機応変に対応しやすい。

中国で生活する外国人として、いつも自分で注意していることは、国によって事情が違い、生活や仕事のやり方も当然違ってくるので、いつもの「日本ではこのようなことは発生しない」とは言うことができない。--特に中国と日本はお互いの違いを尊重してこそ相互に理解することができる。(編集JK)

「人民網日本語版」2015年7月29日


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