日本僑報社の6月8日の発表によると、知られざる新疆の魅力を満載した中国ベストセラーの初の日本語版となる『新疆物語―絵本でめぐるシルクロード―』が6月18日から発売される運びとなった。それに先だち、同書はアマゾン予約サイトの中国関連書籍で1位にランキングされている。
アマゾンの予約ランキング1位
『新疆物語―絵本でめぐるシルクロード―』チラシ
楼蘭の美女に火焔山、8000m級の山々に黄金に輝く砂漠、豊かな民族文化においしい果物……。エキゾチックで独特な魅力たっぷりのシルクロードの世界「新疆」。そこは中国北西部に位置し、日本から最も近い中央アジアの玄関口だ。
本書は、悠久の歴史ロマンに無形遺産の伝統文化、雄大な自然、おいしいグルメをはじめ、特徴的な教育制度や近年急速に発展しつつある経済など、その多彩な魅力を楽しいイラストとわかりやすい解説で紹介。知られざる新疆の魅力満載の中国のベストセラーを、『新疆物語』としてオールカラー&初の日本語版でお届けする。
『新疆物語』著者の王麒誠氏は、1973年生まれ。著名な漫画家で、中国漫画家聯合会会長、中国漫画研究院院長も務める。中国でイラストと書を融合させた芸術「漫書芸術」の創始者といわれる。2010年「第1回中国漫画芸術博覧会」主席。漫画絵本・挿絵本に『漫画旅行中国』『看中国』『万種風情』など多数。うち十数作がフランス、ドイツ、スペイン、日本、韓国などで翻訳出版されている。その独創的な作品は高く評価され、国内外の芸術展で多数入選している。
翻訳を担当したのは、日中翻訳学院・武吉塾修了生で、第2回翻訳新人賞を受賞した本田朋子さん。訳書に日本僑報社の『大国の責任とは 中国平和発展への道のり』がある。
日本人にはあまり知られていない新疆の多様な姿に、シルクロードのロマンを感じる一冊だ。
「北京週報日本語版」2015年6月10日 |