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北京週報>>中国と日本  
桜の下の中日青年交流

小原総領事も同様の願いを持っているようで、訪日する中国人観光客が激増した件を昨年から中日メディアが大きく報道していることに一度ならず触れていた。昨年、在上海日本国総領事館の査証発給件数は87万4000件に達し、2012年に記録した過去最高の43万5000件を大きく上回り、今年はその昨年をもはるかに上回る勢いだ。これほど多くの中国人が日本を訪れるのを目にして、小原総領事は非常にうれしく思ったという。しかしその一方で、近年中国を訪れる日本人観光客は減っている。小原総領事は、「心配なのは、日本の若い世代までもが中国との距離を置いてしまっていることであり、それは両国の長期的な友好にとり望ましいことではない」と述べた。小原総領事は無錫花見ウィークのような活動が両国間の往来を強化するきっかけとなり、相互理解と国民感情の改善を促進することを期待している。

上海交通大学大学院で学ぶ日本人留学生の倉岡駿さんと、友人で復旦大学に留学中の中村栄太さんは今回花見ウィークに合わせて一緒に無錫を訪れた。倉岡さんは、東京に本部があり会員が全員35歳以下の「中日未来創想会」の上海支部代表で、きれいな中国語を流暢に話す。花見ウィーク期間中、倉岡さんは熱心かつ礼儀正しく中国人に声をかけ、新しい友人を増やしていた。こうした活動も、「中日未来創想会」の主旨の一つである中日青年間交流強化の一環である。

近年、「中日桜友誼林」訪中団の活動は単純な桜の植樹から総合文化・経済交流協力の「無錫国際花見ウィーク」へと変わってきた。無錫市人民対外友好協会の王錫南会長は、「無錫と日本から多くの青年たちが花見ウィークの活動に大勢参加しており、両国友好事業の今後の発展にとってしっかりと基礎を固めた」と語った。

花見ウィーク期間中、在上海日本国総領事館は黿頭渚公園で、無錫市の青少年向けに浴衣の試着やメーク講座、絵本漫画家のトークショーといったイベントを催した。「満開の桜の下で、日中友好の歴史が若い世代へと受け継がれていくことを願う」と小原総領事は語った。

トークショーに参加した漫画家の林竹さん

 

総領事館の招聘でトークショーに参加した中国人漫画家の林竹さんは、腰まで届く長い髪で、ゆったりとした長い中国服を身にまとっていた。トークショー会場は若者で埋まり、中には中学生のように見える観客もいた。林竹さんは小さい頃から日本の漫画が好きで、京都に留学した。現在はフリーで漫画を描いている。漫画界ではちょっとした有名人で、何冊もの雑誌に作品が掲載され、さらにはコラムも持っている。林さんは何度も日本の観光庁や大使館・領事館から招聘されて漫画を描いたり留学経験を披露したりしており、中国の若者に積極的に日本を紹介する使者になっている。

小原総領事は、日中の相互理解の増進と国民感情の改善のためには、相互に相手国を訪問し合って、自らの目で見て、体験することがきわめて重要だと考えている。中国でよく公演を行っている谷本さんも同じ考えだ。谷本さんは次のように語った。「日本には、中国に興味を持って仕事をやめて中国に来るような人もいるけれど、結局のところそういう人は少数で、大部分の人は中国に対して思い入れもなく、特になんとも思っていない。でも中国に来たら、きっと中国を好きになると思います」。谷本さん自身も、「中国に来てから、中国は活気に満ち溢れた、大きな発展潜在性のある国だと思った」という。谷本さんは自分のフェイスブックなどSNSメディアでよく中国に関する情報や中国での経験を発信して、日本の若者の中国に対する興味と好感度を高めようとしている。例えば、中国のギターメーカーのイメージキャラクターを務めている谷本さんは、中国のギターを高く評価している。そして「中国製のギターは価格が安い上に品質もよく、欧米のものよりいい。メイドインチャイナに対して自信を持つべきです!」と語った。

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