パフォーマンスの後、日中友好会館の武田勝年理事長は本誌記者の取材に応じ、「毎年、後楽寮の春節祝賀会がある。今年は、後楽寮留学生芸術団が成立して4年目になり、だんだんレベルが上がってきたし、みんな努力している。非常にいい祝賀会だと思う」と述べた。 また日中友好会館留学生事業部の田辺奈津子氏は、「寮生たちは普段の勉強でとても忙しいが、去年10月から今回の春節祝賀会のために積極的に準備をしてきた。春節は一番にぎやかな祝日なので、みんなで盛り上げて、発散するのもいいことだと思う」と述べた。
民族衣装ファッションショー
東京大学建築学科博士課程4年生の張玲さんは後楽寮に3年間住んだことがあり、毎年の春節祝賀会ではパフォーマンスを披露したり楽屋で裏方を務めたりしてきた。昨年、張さんはこの寮を出たが、今年もまた出演者たちのメイクを手伝いにやって来た。「今年、卒業したら帰国するので、後楽寮の春節祝賀会に参加するのは今回が最後になるだろう。ここにはとても思い入れがある。後楽寮は私たちの家みたいなもの」と張さんは話した。
日中友好会館留学生事業部副部長の夏瑛氏は後楽寮について、「東京にある日中友好会館後楽寮は中日両国政府の合意に基づいて創立され、今年で30年になる。常時200名の修士課程以上の中国人留学生と訪問学者がここで暮らしており、みんなが家族のように親しい付き合いをしている」と紹介した。また、夏氏は次のようにも語った。「後楽寮を中国人留学生のイメージをアピールする場にするという願いに基づいて、留学生たちが共に努力し、見事な祝賀会を準備した。中日友好の促進、優秀な中国人留学生の総合的資質をアピールする上でプラスになるよう期待している」。
「北京週報日本語版」2015年2月10日 |