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北京週報>>中国と日本  
木寺昌人大使「中国のファンから高倉健さんへの哀悼メッセージに感動」

木寺昌人大使

 新京報はこのほど、外務省官房長・内閣官房副長官補を経て2012年に在中国日本国特命全権大使に就任した木寺昌人氏(62)にインタビューを行った。木寺大使は、日中の国民感情の改善を大きな課題ととらえ、「共通の感動」を体験することが両国国民の相互理解を促進する上で極めて重要との見方を示した。

 木寺大使がインタビューで述べた内容は以下の通り。

▽両国の首脳会談、すでに効果

 自分は日中関係が困難な時期に大使に就任した。大使を務めるのはこれが初めてだ。両国関係がこれまでにない厳しい局面を迎える中、過去2年間は精一杯力を尽くしてきた。

 APEC期間に、両国の首脳が2年6カ月ぶりの会談を行った。このことはアジア太平洋のみならず、全世界に向けた積極的なシグナルとなった。両国首脳の握手と会談はすでに両国関係に効果をもたらしている。

 両国関係悪化の影響を受け、日中の経済貿易は2年連続でマイナス成長を見せている。ただ、中国の日本からの輸入額はやや減少したが、日中貿易の総額は3120億ドルに達する。中国は日本にとって最大の貿易相手国であり、日本は中国にとって第2の貿易相手国だ。日中の経済関係は切っても切れない関係にある。

 中国は今、持続可能な経済成長の実現に向けて努力しており、環境・省エネ・産業のアップグレード・食品の安全強化などの課題に直面している。こういった面において、日本政府と企業が共同で講じている措置や、日本企業の関連技術、専門知識は、中国側も参考にすることができる。

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