アグア商事株式会社関連部門の担当者によると、同社は「新美食革命」の理念に基づき、マイクロ電子技術によって冷凍、解凍、保鮮するハイテク技術機器製品「DENBAシリーズ」を研究開発したという。同製品は、魚介類や生肉食品の急速冷凍だけでなく、短時間内で冷凍食品を内外から均等に解凍する技術も実現させた。また、食品の酸化や細菌の発生を最大限に抑えることで、海鮮類と生肉食品の変色、変形、味の変化、栄養素の流出を防ぐ効果を保つことを実現した。このような技術は関連機関の認証を受けることで、往々にして日本政府の政策支援や金融機関の資金援助を受けやすくなる。なぜなら、おせち料理などの日本の「食文化」の維持や普及に役立つからだ。
これ以前、「和食」が2013年12月に世界無形文化遺産に登録されると、日本はこの「文化の名刺」を積極的に活用し、世界各地で日本文化の魅力をPRしてきた。特に、東南アジアでは日本料理店の数が増加傾向にある。日本もミャンマーに対して日本式郵便事業システム構築の支援を行っている。日本の文化と価値観は「和食」を窓口とし、日本式の物流システムを活用しながら、これらの地域で急速に普及・浸透しつつある。こういった文化の宣伝におけるきめ細かで行き届いたパブリック・ディプロマシーは、今後日本に未来の対外的ソフトパワーを自然と蓄積させていくだろう。(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年12月23日
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