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北京週報>>中国と日本  
日本と中国の「理想の男性像」の比較

次に、日中の相違点を見てみたい。

第一に、日本の女性はロマンティックである事や紳士であることをあまり重視しておらず、一緒にいて面白い人・楽しい人という条件を挙げる女性は非常に多い。これは、ロマンティックで紳士であることを求める中国人女性と大きく異なる。

第二に、日本の女性は男性に、家庭的なことを中国の女性ほど求めていない。これは、日本では家庭は女性が守る事から来ていると思われる。しかし、その分、日本女性が男性に求める事の内に占める経済的要求の比率は大きくなると思われるが、学生の調査ではまだ経済的な面はそれほど露になっていない。

第三に、個人的に一番驚いたのが、日本の女子学生の「私“だけ”を愛してくれる」という条件への要求の低さだった。強烈に自分一人への忠誠的愛を求める中国の女性と好対照を成している。「浮気は男の甲斐性」といった半世紀以上前の封建的な社会環境の残滓が残っているのであろうか、興味深いところである。

第四に、ひとつよく分からなかったのが、「ちょっとS」という条件を挙げる女子が多かったようだ。このSという意味がよくわからない。SMのSなのだろうが、文字通りにサドという意味ではなく、やや強引であるというくらいの事であろう。パワーがあって私を引っ張っていってくれる人がよいのであろう。中国の女性の紳士を求めるのと、様子を異にする。

第五に、その他にも日本の女子にとっての男神は、理想の姿にありがちな完璧さパワフルさの中にも、弱さ・欠点も見せて欲しいなど、何かダメな部分をも欲しいという心理は、人間として親近感を感じたいという事であろうか。身長も総じて現実的であり、あまりにも浮世離れした男神より、身近にいそうな気がする。ロマンスよりも、一緒にいて楽しい・面白いといった感情の重視も一緒にいる上においては現実的なものである。

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