中国の大学の日本語学習者が日本の知識や日本語能力を競う笹川杯日本知識大会2014がこのほど、日本財団の協賛、北京大学と日本科学協会の主催により、北京大学で開催された。人民網が伝えた。
団体戦の1位は洛陽外国語学院チーム(許軍氏、肖子庥氏、李奎楽氏)、2位は北京大学チーム(焦博氏、徐涵氏、張雪禾氏)、3位は南京工業大学チーム(向家瑶氏、謝倩氷氏、周倩氏)だった。
個人戦の1位は東華大学の馬羽潔氏、2位は北京理工大学の徐愷氏と西南民族大学の袁通衢氏、3位は閩南師範大学の劉夢思氏、華中師範大学の張佳鳳氏、洛陽外国語学院の許軍氏だった。
閉幕式には日本財団の尾形武寿理事長、日本科学協会の大島美恵子会長、在中国日本大使館の木寺昌人大使、北京大学の李岩松副学長らが出席し、選手らに証書を手渡した。
中国の大学で日本語を学ぶ大学生の日本への理解や関心を深め、日本語学習のモチベーションを高め、両国の教育・文化交流を深めるため、日本科学協会は2004年、黒竜江大学で第1回笹川杯日本知識大会を開催した。今年の大会は笹川杯の10周年記念にあたる。
日本財団の尾形理事長は、学生が参加するこのような大会を続けて行くことの大切さについて、「若い大学生たちは今、新たな物事を受け入れるのに最も良い時期にある。このような活動を通じて、学生たちの日本に対する全面的で客観的な理解を促進し、教科書や映画・ドラマ、メディアの報道によって作られた日本の固定的なイメージを変えていきたい」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年11月24日