在中華人民共和国日本大使館広報文化センターの石飛節・参事官
北京第二外国語学院の邱鳴・副学長
北京第二外国語学院で13日午後、第33回日本語演劇大会が開催された。扇子を使った日本舞踊で同大会が開幕すると、同学院の邱鳴・副学長、在中華人民共和国日本大使館広報文化センターの石飛節・参事官、日本国際交流基金会北京日本文化センターの吉川竹二センター長らが、あいさつを述べた。同大会では、中日両国の企業や機構、大学から来たゲスト約10人が審査委員を務めた。人民網が報じた。
同大会では、「ウジェニー・グランデ」や「サウンド・オブ・ミュージック」、「三打白骨精」などの国内外の名作のほか、宝塚歌劇団の「不滅の棘」、「パリの空よりも高く」、さらに人気ドラマ「世にも奇妙な物語」の「未来の同窓会」など、12の演劇が披露された。
各演劇を見た審査委員らは、女子学生が男性役を生き生きと演じるなど、学生が演技の面でレベルアップしていたことが特に印象深かったようで、好評価を下していた。演劇はいずれも、学生らが監督、脚本、役者を務めており、同学院の日本語学部の学生らが芸術面で非凡な才能を持っているだけでなく、日本語の基礎も着実に見に付けていることが示された。
1979年から始まった同大会は、30年以上の歴史を誇り、北京の名門大学の中でも有名な文化イベントとなっている。また、今年は同学院の創立50周年で、同大会は一層大きな意義を帯びた。同大会が無事開催されたことで、日本語の通訳や翻訳を得意とする同学院が、実戦向きの人材を育成するという教育理念を持っていることや、社会に世界に通用するハイレベル人材を輩出するために努力を払っていることが示された。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年5月14日