日本の光岡英行在重慶総領事は11日、中国新聞社の書面インタビューに「日中の相互理解の強化に全力を挙げることが私の責務だ。経済・文化分野の交流や協力の促進にも努力する」と表明した。中国新聞網が伝えた。
経済について光岡総領事は「ある経済の専門家は、1人当たりGDPが1万ドルを超えると人々の生活習慣に大きな変化が生じると言った。重慶は2011年に域内総生産が1兆元を突破した。今後安定的な経済成長を実現すれば、数年後には1人当たりGDPが1万ドルを超え、それに伴いさらに多くのビジネスチャンスが生じる」と指摘。「経済面で、重慶は近年日本と電子製品製造、自動車、バイク、機械装備などの分野で良好な協力経験を持つ。例えば長安スズキ、慶鈴汽車、嘉陵ホンダ、建設ヤマハなどの日系企業はいずれも重慶に工場を置き、生産している。また、重慶は貿易額も毎年著しく伸びており、これは対外関係を急速に深めていることも示している」と語った。
「近年重慶に進出する日系企業は他の産業にも足を踏み入れているが、全体的に言って重慶に対する認知度は低いのも現状だ」。光岡総領事は「さらに多くの日本人や日系企業に重慶に関する様々情報を提供するとともに、今後重慶と日本との経済関係がより踏み込んで発展することを期待する」と表明した。
文化交流面では、総領事館は今年すでに成都で日本企業中心の「成都日本ブランド展」や四川美術学院で日本撮影展を開いた。重慶と貴陽の大学で日本文化ウィークや学術シンポジウムなどの開催も計画している。
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