■中国は日本に「平和主義」を冠した軍国の企てではなく誠意を期待
中日関係が膠着状態に陥る中、日本各界の訪中団が相次ぎ、安倍氏も5月始めに欧州で疲れ知らずに「地球儀外交」を繰り広げた。
人民日報海外版は7日付論評で「眠れぬ安倍氏は第2次安倍内閣発足後、いわゆる『地球儀外交』戦略」を推し進め、1年でほぼ全世界を走り回った。意図は非常に明確だ。『積極的平和主義』を喧伝し、『被害者』としてのイメージをつくり、対中世界同盟を構築することだ」と論じた。
もちろんわれわれは、今回の日本の党派訪中団に中日関係の「解氷」を見ることを期待している。だが、単なる党派外交で中日関係を改善できるかどうかは実証を待たねばならない。
イソップ物語の「オオカミが来た」は、信用を失った者の嘘に警戒するよう世界の人々に呼びかけている。日本が使い古された手口を繰り返していることで、われわれは国際関係における信義誠実とは事実によって論証されるものであり、氷を解かす旅とは心に触れる省察と懺悔であり、さらに実際の行動によって守る真誠であるとの思いを強くする。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年5月8日 |