世界卓球団体選手権が現在東京で開催されている。今回初めて中国代表チームを率いた孔令輝監督は、万全の戦略体制の中で大胆にもルーキーを起用した。4日、中国女子チームは準決勝でシンガポールを3対0で下し、決勝に進んだ。今夜の決勝戦を前に、孔監督が勝敗の分かれ目となるポイントを指摘した。人民網が伝えた。
○孔令輝監督、決勝前の心境を語る:「我々の勝利はほぼ間違いなし」
準決勝のシンガポール戦を終えた中国女子チームは、丸一日ある休息・調整のための時間を取りながら、5日夜の決戦に備えている。孔監督によると、代表メンバーは4日、日本対中国香港の準決勝戦生放送を一緒にホテルで観戦したという。その前日3日、日本は準々決勝で強豪オランダと対戦、厳しい戦いを強いられたが、第5試合でエースの石川佳純選手が粘りに粘り、見事逆転勝利を果たした。
今回の世界卓球で、中国チームは一試合も落とさずに順調に勝ち進んできた。決勝を控え、孔監督は、最も重要なポイントはメンバーの精神面の調整だと指摘。「準決勝戦の前のミーティングでは、とてつもなく大きなプレッシャーの中で果敢に試合に臨んだ石川選手の精神力を、中国代表メンバーも見習うべきと選手たちに伝えた」と話した。
決勝での対戦相手が日本であれ中国香港であれ、中国代表はここ数年、9割以上の勝率を維持している。「チーム全体で勝利を掴みとるのだから、それぞれリラックスして試合に臨むよう代表メンバーに話した。相手の方が、こちらより大きなプレシャーを受けている。我々が決勝で第一試合を落として精神的に取り乱さない限り、相手チームが勝つ可能性はほぼ皆無だ」と孔監督。