AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節が22日に行われ、グループGで昨年の覇者である中国の広州恒大と横浜F・マリノスが対戦。ホームで戦った広州恒大が2-1で勝利を飾った。試合が終了し、真っ赤なユニホームを着て応援していた恒大のサポーターが歓声を上げながらスタジアムを去った後、筆者は、白とブルーのTシャツを着た、マリノスのサポーターがサポーター席にまだ残っているのを目にした。スタジアムのガードマンに聞いたところ、「私もこんなのは初めて。恒大の試合を何度も見てきたが、こんなに遅くまで残っているサポーターは初めて」と語った。新快報が報じた。
試合中、マリノスのサポーターの声援は止むことがなく、そのリズムは恒大のサポーターよりも早いほど。その熱意には感動を覚えた。試合終了後も、声を出したりすることもなく、静かに整然と座り、一番最後にスタジアムを後にしたサポーターとなった。その、マナーのよさには感服させられる。
同大会の組織委員会は取材に対して、「マリノスのサポーターのほとんどが日本から駆け付けたサポーター。彼らの安全を守るため、日本領事館が専門の業務グループを立ち上げた。彼らが試合終了後も静かに座っていたのは、安全を考慮してのことだったようだ」とし、「もしマリノスが勝っていたら、絶対に騒ぎが起こっていただろう」と笑いながら語った。
日本領事館の担当者は取材に対して、「自分はサッカーファンではないが、日本の仲間のサッカーに対する熱い思いに、心を動かされる。サポーターは皆、広州に来てからチケットを買い、明日には日本に戻る。平日なので、サポーターのほとんどが帰って仕事をしなければならない。試合を見に来て帰るのに、10万円は必要だろう。応援に来るのも、当領事館を通じてではなく、自分達で計画している。我々が来たのは、彼らの安全を心配してのこと」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年4月23日 |