◆中国の夢、中国人の結婚相手に巡り会いたい
多くの海外メディアは、「汚職撲滅」と「中国の夢」は、中国の2013年で最も重要なキーワードになったと判断している。脇さんは汚職撲滅について、「昨年は中国で頻繁に汚職撲滅に関するニュースを見たほか、日本メディアでも大々的に報じられた。中国は汚職撲滅に力を入れており、驚異的なほどだ。どの国にも汚職の現象があり、日本でも深刻になっている。汚職撲滅は国家経済の発展にとって、そして民族の団結にとっても有利だ。中国の昨年の汚職撲滅は素晴らしい成果を得た。この点は日本も学習するべきだ」と話した。
脇さんは「中国の夢」について、「私は中国人ではないが、中国の夢を持っている。北京の住宅価格が下がり、空気がきれいになり、中国で結婚相手に巡り会うことに期待している」と述べた。
◆中日関係、日本は歴史を忘れるべきではない
中日の主流メディアの過去1年間の見出しは、中日関係の動向によって占められた。脇さんは、「中日関係に常に注目している。私は中国で生活している日本人だが、生活の中で中日の政治関係の変化による影響をそれほど受けていない。しかし家族は、私が中国で生活していることを心配している。この心配は、日本の一部メディアが極端であり、中日の対立と恐怖を意図的に誇張しているからだ。私はメディアの情報をまったく信じていないが、一部の極端な言論は日本の高齢者をミスリードしやすい。私は家族に自分が見た中国を紹介し、心配を解消している。しっかり説明したら信じてもらえた」と述べた。
脇さんは第2次世界大戦の問題について、「南京大虐殺は中学校の歴史教科書に記載されており、先ほど中国でも関連ニュースを見た。中国で生活したこの2年間で、私は中日の歴史に対する理解を深めた。日本はこのことを忘れるべきではなく、今後同じことを繰り返さないことを願う」と語った。
脇さんは最後に、「中日関係の悪化により、多くの友人が家族から説得され、中国留学や中国旅行をあきらめている。中日関係が2014年に改善されることを願う。そうなれば、家族は私のことで心配しなくて済む。中日関係の改善により両国の経済が発展し、中日の民間交流を強化できる」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年3月10日 |