中国教育部（省）の「教育渉外監管信息網（www.jsj.edu.cn）」と「中国留学網（www.cscse.edu.cn）」はこのほど、海外の認定大学約1万校のリストを発表した。同部の担当者は、「留学する際には必ず、正規の学校であることを確認したうえで選択しなければならず、非認定校『ディプロマ・ミル』を選ぶことがないように」と注意を呼び掛けている。京華時報が報じた。

同部が発表したリストでは、米国や英国、オーストラリア、カナダ、日本など中国の学生が留学する主な44カ国の大学が紹介されている。同部の担当者によると、中国で近年、私費留学の学生が増加しているのに伴い、以下の3つの問題が浮き彫りになっている。▽近年海外で新しく開校した一部の私立学校はクオリティが低く、閉校になる学校も多い▽留学能力、特に独立した生活や学習能力に欠ける私費留学者が一部存在し、海外での生活に適応できていない▽違法な斡旋業者が、実際とは異なる留学情報を伝えたり、無責任な契約を結ばせたりして、留学者を騙している---。

リストのうち、日本の認定大学は、公立大学75校、国立大学86校、私立大学537校の計698校。前回に発表されたリストと比べると、学生募集停止や合併などの理由により、公立大学が13校、私立大学が20校、それぞれ減少している。（編集KN）

「人民網日本語版」2014年2月25日