王毅外交部長（外相）は1月24日、スイスで開催中のダボス会議で、日本の安倍晋三首相が現在の中日関係を第１次世界大戦前の英独関係に例えた発言についてコメントした。

王外交部長は、「このような発言は時代錯誤であり、理解に苦しむ。今日の世界は100年前と比べ、大きく変わっている。中国を含む国際社会の平和維持力は絶えず強化され、世界平和が保障されている。日本の指導者が歴史について語りたいのならば、歴史の事実を振り返ってみよう。1910年、日本は朝鮮半島を併合し、1931年、中国の東北地方を侵略した。1937年、中国に対する全面的な侵略戦争を発動し、1941年にはさらに太平洋戦争を発動した。こうして歴史を振り返ってみれば、誰が戦争の発動者なのか、誰がトラブルメーカーなのかは一目瞭然だ」 と述べた。

王外交部長ははまた、日本の政治家に対し、歴史を回避せず、自分の間違った行動と言論を真剣に反省し、靖国参拝に対する国際社会の批判に真剣に向き合うよう呼びかけた。（編集SN）

「人民網日本語版」2013年1月26日